Drupal 7 用モジュール「TNC Cron Jobs Management Module」を開発しました。
複数の定時処理の各々について、その実施時刻等の設定・管理機能を提供するものです。
具体的には、定時処理の内容部分とその実施時刻の設定・管理部分を切り離し、
各定時処理のオン・オフやその実施時刻の設定・変更等、個々の定時処理の管理については、
サイト管理者が、プログラム修正無しで、Web インターフェース経由でできるようにしています。
つまり、当モジュールの利用とその規約に合わせた定時処理プロラムの配置により、
定時処理の内容自体はこれまでと同様にプログラミングする必要があるとしても、
定時処理の実施時刻等については、サイト管理者が、サイトのアクセス状況や作業スケジュール等に合わせて、
柔軟かつ迅速に設定・変更できるようになるわけです。
TransNetCreation では、今後とも、「Think Future, Imagine Alternative, Create Real!」の精神で、
アプリケーション開発、システム構築、サイト制作及び経営・マーケティング・ITコンサルティング、
そしてそれらに関する情報発信などの活動に取り組んでいきたいと考えています。
当サイト共々、今後とも TransNetCreation をよろしくお願い致します。
※補足:なお、当モジュールは、Drupal サイトにおいて定時処理を実装するいくかの方法の中で、
Drupal のデフォルトの Web インターフェースで設定可能な定時処理機能を利用しています。
そのため、簡易に導入・運用可能であるというメリットがありますが、一方で、
各定時処理の開始時刻については、サイトのアクセス状況や Drupal が定時処理を開始するタイミング等により、
必ずしも1分1秒単位での正確性が担保されるわけではないというデメリットもあります。
原理的には、アクセスの多いサイト程正確性が向上することになるわけですが、
そうであっても各定時処理の開始時刻はある程度の幅の中で考える必要があります。
ということで、当モジュールの現状では、開始時刻の正確性を担保したい場合や、
社内システム等でアクセスが発生しない夜間などに定時処理を行いたい場合には、
また別の方法を用いる必要があります。
なお、そのように(処理時間や終了時刻との兼ね合いで)開始時刻の正確性が求められるケースや
外部アクセスが生じない時間帯における定時処理に対しても、
Drupal の仕組みとして、当モジュールの範疇においても対応可能な余地があると考えられるため、
今後の改善において検討してみたく考えています。