前回のエントリー「Drupal はウェブ・アプリケーションの夢を見るか」では、
Drupal という CMS を特別な存在にさせている最も根本的な要因であると考えられる
「Drupal は、優れたウェブ・アプリケーション・フレームワークである」という特徴について、解説を試みました。
つまり、Drupal は、単に静的にページを表示するのみではなく、
プログラミング次第で、もしくは、モジュールをインストールすることにより、
「その機能を如何ようにも高度化させることができる」
「様々な要求に対応する高機能・高サービスなサイトを構築することができる」というわけです。
TransNetCreation では、これが Drupal という CMS の本質ではないか、と考えています。
そして、これは、サイトの将来性を考えた場合、非常に大きな利点となるものです。
とは言え、Drupal をまだ良くご存知ではないという方にとっては、
「これでは抽象的すぎてよく分からない」という面も無きにしもあらずではないかと思われます。
そこで、今回のエントリーでは、CMS としての Drupal の基本機能をもう少し具体的に見てみることで、
Drupal の特徴となるそのメリット(利点・長所)について検討してみたいと思います。
なお、本エントリーの記述は、Drupal の現時点における最新版であるバージョン6.16に基づいています。